大麻は、日本では『大麻取締法』で厳しく規制されており、
世間的にも『ダメ、ゼッタイ』というイメージが広く浸透しています。
しかし現在、海外では『グリーンラッシュ』と呼ばれる大麻解禁ブームが発生しており、
国内においても、大麻の成分であるCBDを使った製品が、市場に出回るようになりました。
政府も以下の改正案を提出するなど、今後「医薬品の大麻」解禁に動きがある模様です。
- 大麻取締法などの改正案を、政府が秋の臨時国会に提出することが分かった
- 大麻草から製造された医薬品の使用を可能にするもので、活用範囲を広める
- 一方、大麻の乱用を防ぐために他の規制薬物と同様に「使用罪」も新設する
本当に大麻は、医学的・科学的な観点から見て危険なものなのでしょうか?
そこで今回東京都町田市にてやすだこどもクリニックを開院されていらっしゃる医師の先生に、医学的な視点で見た大麻(特にCBD)に関して、お話を伺いました。
Q1.医師として現在の大麻(特にCBD)に関する最新の考えや見解をお聞かせください
CBDについて説明を受けたり、文献など自分で勉強していくうちに、「コレは使えるな」という印象に変わっていきました。
大麻には医学の世界で有用とされている効果があり、世界50か国以上で医療用として使用されています。日本でも第二次世界大戦までは医療用で使用されており、GHQの命令で禁止薬物に指定されたそうです。
体内には内因性カンナビノイドシルテムと言われているネットワークがあります。
このシステムで痛みを処理したり、気分や睡眠に影響を及ぼしています。
CBDの海外での現状
- 2013年:CNNが6歳のシャルロットちゃんのてんかんがCBDオイルで治療されたドキュメンタリーを放映。
- 2017年:WHOがCBDの効果を肯定的に評価する報告書を発表。
- WADA:禁止薬物からCBDを除外。
- FDA:2018年6月、CBDを有効成分とする医薬品EPIDIOLEX(効果、抗てんかん)を承認
- 連邦議会:2018年、THC0.3%以下の農業生産物をHempと位置付けて適法とするFarm Billを可決。
- NIH(アメリカ国立衛生研究所):2019年9月、マイナーなカンナビノイド類(THC以外)とテルペン類疼痛緩和の特性に関する調査に着手したことを発表。
CBDがてんかん治療への有効性なども取り上げられた結果、CBDを医療薬品として取り扱いをしている国や議会、世界機構での見方が変化していています
「医療品の大麻」使用解禁か、政府が改正案提出へ
それに伴い日本も「医療品の大麻」の使用解禁に向けた動きがありました
- 大麻取締法などの改正案を、政府が秋の臨時国会に提出することが分かった
- 大麻草から製造された医薬品の使用を可能にするもので、活用範囲を広める
- 一方、大麻の乱用を防ぐために他の規制薬物と同様に「使用罪」も新設する
https://news.livedoor.com/article/image_detail/24919358/?img_id=38972600
Q2.今後CBD業界がどのようになっていってほしいですか?
ただでさえ世間的には否定的な見方をされやすいので、この業界の関係者は間違いを犯すことなく、胸を張って正々堂々と商品をお勧めしていけばと思います。
Q3.大麻という分野で初めて知った時の印象や感想はどんな感じでしたか?
お恥ずかしながら、大麻に関して以前は世間の方々と変わらず「違法なもの、使ってはいけない怖いもの」という印象しかなく、そんなものに関わったら捕まっちゃう、という感じでした笑。
CBDの認知率は14.1%!大麻由来で抵抗があるというイメージが多数
大麻は、日本では『大麻取締法』で厳しく規制されており、
世間的にも『ダメ、ゼッタイ』というイメージが広く浸透しています。
その為、CBDが良いものであると分かっていても使ってみたいと思われる方々はまだまだ少ないのが現状です。
「使いたくない」72.1%「使ってみたい」13.3%「使ったことがある」4.4%
この世間の常識が変わる為には政府をはじめとするCBDに関する正しい知識の浸透と口コミが重要になってきます。
Q4.CBDはどのような効果を期待できますか?
・睡眠の質の向上
・ストレスの軽減やリラックス効果
・炎症の緩和や健康な体調の維持
・自然なアンチエイジングと美容ケア
などです!
Q5.貴院でCBDを取り扱う場合、患者様にはどのような効果を期待できますか?
まず多くの方が睡眠に関して何らかのトラブルを抱えているので、ここへのアプローチの機会がメインになってくると思います。
また子育て中のお母さんは何かとストレスフルでイライラされるので、そんな方へ心の安定に効果を発揮してくれそうです。
もう一つ、痛みのコントロールの分野です。特に慢性的な痛み、例えば、線維筋痛症などには効果が期待できると思います。
現在の日本の大麻CBD市場に対しての課題
ですが、現状乗り越えなくてはいけない大麻CBD市場における課題もいくつかあります。
向精神作用が混入した製品が流通するしているかもしれないリスク
CBD自体は日本の法律上合法であり、多くの健康効果が研究で明らかにされています。
一方、THCは違法な薬物とされており、THCを含むヘンプ製品の販売や取引は禁止されています。
THCとは、多幸感を覚えるなどの作用がある向精神薬です。
もし造過程で誤って混入していた場合、違法薬物として法的な処罰を受けることとなります。
安全安心なCBDを見つける為に確認するべきこと
成分分析表の確認
安心安全なメーカーであれば、研究所などの第三者機関に自社のCBD製品に検査依頼を出し、チェックをしてもらっています。
現在服用中の薬とCBDの相互作用関係
代謝や薬効に良くも悪くも影響を与える危険性があります。
具体的には薬の副作用の促進などが挙げられます。
その為、現在服用中の薬がある場合、一度医師へ相談する必要するようにしましょう。
日本の正規輸入代理店などのCBD専門の業者かどうか
CBD製品を取り扱っている業者は多くありますが、それらの業者の中にも良し悪しがあります。
CBDや大麻についての専門知識があり、きちんと責任をもって販売を行っている業者を選ぶことが大切です。
海外で流通しているCBD製品は、日本とは違う基準で販売されていることが多いです。
特にTHCの含有量の規定は国によって異なるため、他国では合法であるものが日本では違法であることもあります。
Q6.御院にてCBDの取り扱いはありますか?
ございます。
当院で扱うCBDオイルは濃度10%で内容量10mlの「PEACE V」という商品になります。
厚生労働省から許可を受けた国内製薬会社のCBDを使用しており、商品化の際、第三者機関による成分分析を実施しTHC成分や農薬、残留溶媒、微生物、重金属などの有害物質が含まれていないことが確認されています。
効果としては、
・睡眠の質の向上
・ストレスの軽減やリラックス効果
・炎症の緩和や健康な体調の維持
・自然なアンチエイジングと美容ケア
などがあげられます。
一日1~2回の使用ですと、2か月前後はもつと思いますので、費用対効果を考えると比較的お手軽に使用できると思っています。
一般的な睡眠薬などのお薬が効かない方やお薬に抵抗がある方など特におすすめです。なにせ、我々の身体の中にも似た成分が存在するのですから。
オランダやベルギー、スイス、アメリカのカリフォルニア州、タイなど世界ではメジャーに使用されています。
うんちくの様な話ですが、我々が普段食べている七味唐辛子には麻の種として使用されていますよ。
最後にこの記事や患者様等に伝えたいメッセージをお願いします。
馴染みのない方には不安が強い商品かもしれませんが、間違いなく良いものです。
ご自分に該当する症状がある場合はぜひ一度お試し頂ければ幸いです。
PEACE V は違法成分が一切含まれていない、安心してお勧め出来る商品です。